電脳マヴォ・スタッフBLOG:石井健太:

5/17 小林エリコさんがNHK「ハートネットTV」に出演!

「宮崎駿に人生を壊された女」が投稿マヴォにアップされて小林エリコさんを知った。

圧倒的な閲覧数に驚愕し、中身を読んでもっと驚愕した。ヘンな漫画、お世辞にも上手いとは言えない

主人公である作者の半生を綴った自叙伝。内容は暗い。でも面白い。1ページ目からラストまで27ページ、全部面白い。

何でこんなに面白いんだろう?

 

何というかこの漫画はとても正直だ。うまく描こうとか、人を感動させようとか、そういう下心が全然なくて

ただただ描きたくて描きました、という感じがする。気持ちが先走りすぎて手が追いついていない感じさえする。

もしかすると、1日とか2日で描き上げたんじゃないだろうか?

考えて考えてテクニックを駆使して練り上げたストーリーでも、一瞬の閃きに敵わないことがよくある。

そんな一瞬のものすごいエネルギーに後押しされて描き上げたんだと思う。だから面白い。

 

 

とにかくもっと読みたい。

この人の事をもっと知りたいし、みんなにこの人の事をもっと知ってほしいと思った。

早速連絡を取って、小林さんに会った。

新作を描いて欲しい、内容はもちろん小林さん自身について。

「宮崎駿~」である程度、彼女の半生をわかった気になっていたが、そんなもんじゃなかった。

 

想像を絶する半生をあっけらかんと語ってくれた。

イジメを受けていた子供時代、鬱の真っ暗闇に飲まれて自殺未遂、精神病院への強制入院ものすごい人生、

それでも不思議と嫌な感じがしない、ただただ読みたいと思った。これは漫画にしなくちゃ!

そして無料漫画サイト「スキマ」で「エリコの失敗日記」の配信がスタートした。

エリコが魔法少女のステッキを持って、老人ホームに突撃するところから話は始まる。

精神病院に入院して、自分が天皇だと思い込んだり、かなりぶっ飛んだ内容。これが実話なんだから凄い。

病を克服して、前を向いて生きていくラストまで描き上げた。

好意的な反応もあれば、否定的な反応もあったけれど、

たぶんこの作品を読んだ人はみんな「小林エリコ」という人物を知りたくなる。

小林エリコの作品は小林エリコそのものだから。

 

彼女は仕事をする傍、一冊の本を書き上げていた。

「この地獄を生きるのだ」

別に漫画じゃなくても良い、文章でもなんでも。

彼女はずっと表現し続けていて、その過程で過去の自分と向き合い続けている。

そうやって辛い過去にケリをつけようとしているんじゃないだろうか。

それはとても勇気のいる行為だ。だから一言一言にパワーを感じる。

そんな小林エリコの作品は今まさに苦しみの渦中にいる人にとって、ひとつの希望になるはずだ。

 

 

つい最近、小林さんからNHK「ハートネットTV」に出演すると連絡が来た。

 

517日(木)午後800分~午後830

NHK Eテレ

「ハートネットTV リハビリ・介護を生きる『小林エリコ 私はわたしを生きるのだ』

 

TVを観て小林エリコさんに興味を持った人がいたら、是非、小林エリコの漫画を読んで欲しい。