
ⓒ 羽生生純
私は2003年(平成15年)から東京の多摩美術大学で「漫画文化論」という漫画史・アニメ史の講義を行なっており、受講生全員に「課題」としてマンガを描いてもらっています。雑誌編集者からキャリアを始めた私は、多くのマンガ家志望者と接することが「宝の山」に思えてなりませんでした。
もしも、私がどこかのマンガ雑誌の編集者だったら、確実にその何人かをデビューさせていたと思いますが、メディアを持たない私としては、ただ評価するだけで、みすみす才能を逃してしまうことを残念に思っていました。「マヴォ」を創刊した理由のひとつが、「竹熊が見つけた若い才能を世に紹介する」というものです。始めは同人誌からスタートし、WEBマガジン「電脳マヴォ」へと場を移しました。
いまのマンガは作家が本当に描きたいものを描いているのでしょうか。「電脳マヴォ」で、竹熊は作家として、または編集者として思いつく限りの実験をしていこうかと考えています。「電脳マヴォ」にご期待ください。
映画監督・作家の森達也が初のマンガ原作に挑戦!テーマは「死刑」。電脳マヴォが制作をバックアップして、クラウドファンディングで制作費を集めました。皆さまのご支援で目標以上の金額を集めることが出来ましたことをご報告いたします。どうもありがとうございました。詳細はこちらのページをご覧ください。
2019年5月7日に、森達也とマンガ家・内田春菊さんの対談をメインとした本プロジェクトの応援イベントを行いました。当日の様子はこちらをご覧ください。
作家主義・表現主義!正しいWEBマンガを追求する無料の未来型オンラインマガジン。竹熊健太郎が厳選したマンガや動画などのコンテンツ作品を、毎週3〜5本、追加更新しています。
描いたら投稿。プロ編集者からのアドバイスも。みんなで見つけてみんなで育てる。ネット時代の登竜門「投稿マヴォ」。
電脳マヴォでは人気作品の電子書籍化と、各電子書籍ショップへの配信を行っています。また、自作を電子書籍化して販売したいというマンガ作家の要望にもお応えします。